日本音楽療法学会近畿支部学術大会報告

第21回一般社団法人日本音楽療法学会近畿支部学術大会を振り返って  報告者 杉原

日程:2023年3月4日(土)~3月21日(火・祝)  Web開催です。

テーマ:〝 ひと〝 と 音楽 多種多様につながろう ~ 出会い ~ つながり ~ 深まり ~

音楽療法学会は、全国大会も近畿大会もWeb開催又は現地開催とWeb併用開催になり、「有難いなー」と感じているのは、往復の交通費削減・所要日数含む時間の短縮、宿泊費用の削減等があります。学会日とセッションの休みや振り替えは、最小限になっています。何より「時間」と場所(自宅)の余裕に より体力消耗を防げたと思います。残念なのは、事例や研究報告者と聴き手との直の質疑応答、意見 交換、論議が、しにくくなっている点です。オンラインでの質問投稿と返事の返信は、間延びを招き、内容も支障のない感謝や障りない平坦なものが多いな…と感じます。多くの人が、講演者や報告者本人が 不在で、開けて読み、書き込めるという事は、投稿する方も慎重にならざるを得ないのですが、演題に 対する互いのパッションや臨場感、緊張感に欠けるのです。学会なので、報告者は論議して持ち帰る…考える…次のステップへ!をどの様にオンラインで成立させるか…?今回の大会テーマ〝ひと〝 と 音楽 多種多様につながろう ~出会い~つながり~深まり~の 「深まり」について、オンラインで学会の目的をどの様に準備して設定しうるか?だと思いました。Zoomの特質をよく知り有効に使えるようになるといいなと思います。今回、私達は、演題 「COVID-19の流行におけるリモート音楽療法 ~メリット・デメリットを分析し、リモート療法の可能性を考える~」領域 リモートセッション(松下 純子 共著 杉原 千幸)・ 「デイサービスでの音楽療法導入―2報 ~社会性の維持を目指す~」領域 福祉 高齢者(白木 淳子 共著 杉原 千幸)2事例各20分と演題 「コロナ禍の工夫 話題提供」領域成人 その他(杉原 千幸)75分を報告・視聴者も多く、活発な論議もさせていただけたのでラッキーでした。 ただ…、画面上で実行委員さん達がビデオoffで沢山視聴されていた為、画面が黒で暗くなり、off参加者が、内容をどう捉えて聞いておられるのか不明で、画面から不安を招きました。うち主催の際も画面 確認、映り方、姿勢や表情、気をつけよ…♪と思いました。さて、今大会も、私達の学会での事例積み 上げに際し、施設やクライアント保護者・クライアントのご理解とご協力を頂きました!ありがとうございました!!これからも、事例を分析し、ビジョンを充実させて、より良いセッションへGO♪を継続します。